医療・介護の鍵diary

健育社代表がガツガツほのぼの医療介護を語るページ

入院生活:急性期病棟

入院した病棟としては 

1)急性期病棟

2)一般病棟

3)地域包括ケア病棟

の順に移動して、一連体験しました。

 

1)急性期病棟

私の骨折などのような怪我の場合はここに長く滞在することは通常の経過であれば長期には滞在しません。

私も、正味3日だったっかな(それも、一般病棟の空きがなかったため)。

オペのほか、打撲もあったので、体全体がだるい感じはありましたが、何よりも楽だな〜と感じたのは「導尿カテーテル」でした。

 

「トイレに行く必要がないって、なんて楽なんだろう?」

と本気で思いました。

何回もトイレに行くことさえも辛い状態 という感覚はなかったのですが

オペの間に導尿されていて、気づくと蓄尿バックがついていて、

それで初めて 導尿されているということに気づいたという感じでした。

 

3日でカテーテルを抜いてトイレに行くことになりましたが、トイレで自分の体をどう動かすか、右手右足の不自由さでの車椅子からの便座移動。

ちょっとした恐怖。

最初は付き添い介助が必要な感じだったなんて今となっては信じられない。

 

あとは、紙おむつ体験。

 

こちらも麻酔下で行われていて、紙おむつをしていたことも後で気づくという感じ。

おむつタイプはやっぱり今ひとつ。

パンツタイプならなんとか。

入院中の洗濯とかを考えると、もっとシンプルで厚み少なめなタイプ

があってもいいかも。完全にただただ「使い捨て」のパンツとして

売れるような気がしました。

 

看護師さんほか、スタッフは、夜は2時間おきにバイタルほか確認にやってきました。

それによって睡眠が途切れるくらい、頻繁に様子をみにきてくれていました。

私以外の人はそのくらいバイタルチェックが必要な方たちのはず。

 

気持ちよい歯切れいいスタッフさんの中で急性期病棟を過ごしました。

 

 

ギブスが取れた後のリハビリ 開始後1週間

1週間を経過して、ようやく・・・少しずつ

腫れも引き、肌の血色も戻ってきた感じになってきました。

シャワー時には足湯を施していただき、

1ヶ月以上培い、まとってきた「皮膚」を少しずつ洗い流し「脱皮」していきました。

すると、「足」らしくなってきた感じ。

 

まず、足の踵部分を逸らした状態(皮膚を縮こませる)での固定だったので、皮膚自体が癒着みたいになってしまっていて、瘡蓋が次第にとれ、本来の「皮膚」になってきました。

 

ギブスが取れてからの1週間後のX線では骨とボルト部分は大丈夫とのこと。

肩鎖骨は・・・まだ、X線上では少しばかり心配なのですが

松葉杖が5週を目の前に一度チャレンジすることに。

 

足に10KGの加重をかける感覚、20KGの加重をかける感覚

を平行棒で確かめる。

___今ひとつまだわからない。

松葉杖も、全体重を右肩にかけるわけにはいかないので、恐る恐る・・・。

 

右足、右肩にかける体重のバランスを体得すること。

 

立てた喜びはありましたが、やはり右肩の痛みは1週前に

戻ってしまった感じです。

 

松葉杖練習3日目で、ようやく足への加重と杖の加重バランスがわかってきたように思います。

まだ、杖の使用距離は40mくらいかな・・・。

 

退院までの目標は

加重25キロまで。そして、階段の登り降りを松葉杖でできる様になること。

 

これができれば、鬼に金棒 ならぬ 松葉棒。

松葉杖 は、松の葉っぱのように一本から2つの針葉に別れている様子からつけられたそうです。

 

そしてしばらくは、両肩の筋肉痛と右肩の骨折部位を一生懸命カバーしようと固まる筋肉をほぐすこと。

腹筋も頑張って続けていきます。

 

そうこうしているうちに、2021年も終わろうとしています。

2022年は今の自分よりすごいBody and soulを作ります!

 

 

 

 

 

 

 

 


足底も腫れもなくスッキリしてきた。

リハビリ概念・・・様変わり

足踵骨折の手術を行い、ギブス生活で4週間。

あらわになった足はムクムクとして、熱も持っていて、動く感覚が全く感じられない。

自分の足とは違うものの様になっていました。

 

いよいよ 患部のリハビリが始まりました。

・・・。

え?

 

足首、縫い傷のエリアをPTさんが、マッサージというよりも

「グリグリ」「グイグイ」と筋をほぐし始めた。

「押し延ばす」

「関節を動かす」

の繰り返し。

痛い!

リハビリベッドマットであまりにも痛くて、ギブアップを訴える マット叩き。

 

・・・プロレス並みに「ギブアップ!」とマットを手で叩く・・・。

 

い、一体何するんだ・・・

い、一体これは・・・

 

およそ

1ヶ月の間、動かすことなく

拘縮してまった筋やアキレス腱を剥がし、ほぐし、適正な

状態に最構築させる

 

・・・ということらしい。

多少の腫れや痛みなどは、お構いなし。

最初の3日間は、一体これが本当に患部にすべきことなのか?

と本気で考えた。

そして、真面目に萎えた・・・。

痛いし、浮腫むし、まるで、重症の捻挫の状態。

大丈夫か、自分の足よ。

 

大昔は、なでなでして、ゆったりと痛みなく進めていた気がするのだが

今のリハビリは、許せばすぐに動かす。

なのだそうだ。

 

3日目くらいから、朝は腫れが引くようになりました。

でも、アキレス腱の伸びは今ひとつ。角度の進みが悪いし、傷口エリアが突っ張るし、

痛いし・・・。

 

 

 

入院している方への差し入れ推薦 生活編

入院生活で「あったらいいな」お見舞いにいただいて嬉しかった・便利に活用したものについて紹介します。

 

<お見舞いグッズ編>

第3位:口腔ケアセット

 旅行セットの歯ブラシ、歯磨き粉だけでは長い場合は不足します。

 歯磨き粉、歯ブラシ は、消耗品なのでいただいたらすぐ使えます。

 

第2位:あったか・ゆったり靴下(ルームシューズも?)

冬場は足が少し寒いですからとても便利です。

優れ者は、「弾圧ストッキング」。

ANSILKは医療従事者向け

https://www.amazon.co.jp/dp/B008QHUK0O

ですが、負傷していない方の足はこちらを履くことで、むくみもなく過ごすことができています。

また、病室ではく、ルームシューズも便利です。

こちらは、病院だけ、という感じもありますが、自宅でまだ腫れた足を守るため、床の滑り止めもついているので帰宅後のスリッポンにも役立ちそうです。

本当は自分で買うのはためらうと思うのですが、自宅でスリッパの使用は危ないという状況ならば、便利かな、と私も帰宅用で用意しました。

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第1位:ハンドクリーム・ボディクリーム

病院はとても暖かで、冬の寒さ知らずです。22度くらいの設定でしょうか。

でも、気をつけないと、皮膚は乾燥します。

手足のマッサージなどにも便利です。

お風呂上がりには必ず手足のマッサージをしていますが、あっという間に

肌に浸透してしまいます・・・。

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私はロクシタンのハンドクリームと、ネイルオイルをお見舞いでいただき

初めて、ネイルオイルなるものを使ってみました。

自分の体を久しぶりにケアしたかも・・・。

 

番外編

持ってきてよかった物としては、「蛸足延長コード」。

PC、スマートフォン だけで2つのコードが必須。他にWifiなど別のものを補完する

には最低3個の電源が必要です。

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私はオンラインで何か情報や視聴できるものがあれば、色々と楽しく過ごせてしまっています。

Amazon Kindleで読書もできるし、今まで走り回っていた分、自分を振り返る良い時間になっています。

 

 

入院している方への差し入れ推薦 食編(注:食事制限なし常食の方向け)

入院生活が1ヶ月を過ぎました。整形外科領域の場合、その傷の経過具合や炎症の度合いによりますが、「基本的には内科的には健康体」

ですので、暮らしは究極の「ミニマリスト」生活と一緒かと思います。

 

「十分な通信環境」

「PC」

スマートフォン

「音楽の聞ける状態」

「電源」

があれば、いくらでものんびりと楽しく過ごせます。

情報は自分でインターネットで探せるし、読書もKindleでできるし、自動販売機には、アプリ決済できるものが導入されていれば、お財布もお金も不要です。

 

食事も完全管理されたバランス良い食事に支えられ、入院前に行った健診で初めて叩き出した「高血圧」は改善。

脂質異常も多分・・・改善されているのでは? と思います。

 

とはいいながら、入院も1ヶ月も経つと、食事については少しばかり「外」の食が恋しくなってきています。そこで、口に入れる差し入れでとても有り難かった・ありがたいものをこちらに書きます。注意としては、「食事制限や諸々の栄養素管理がない場合」です。

また、基本は病院で出される食事ですのでお間違いなく!

 

第1位:プレミアムな「ふりかけ」

普通のふりかけ、つまり丸美屋さんのものなどは時折ついてきます。

おかずがなくなってしまいご飯が進まないような場合・・・。

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ですが、もっともっと、整形外科的な感覚から言えば、こんな感じのものが欲しいのです。

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カルシウムがたっぷり。味のバラエテ豊富さ。など。

あとは 錦松梅 の小袋包装なんていただいたら涙が出るかもしれない・・・。

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第2位:美味しいジャム

こちら。パン食の時にはジャムがついてくるのですが、ふんだんにフルーツを使ったジャムがあると、食事がとても華やかになります。実はこちらは本当に差し入れしていただき、パン食の時はワクワク・感謝しながら使用しています。

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あとは、時折出てくるバナナにチョコペーストとかあると嬉しいかも(これは人それぞれかな)。

 

第3位:乳酸菌飲料など

入院期間中は、運動量や体位制限より便秘になりがちです。

私は、ボディメンテや、プラズマ乳酸菌飲料を積極的に活用しています。

ただし、糖分には要注意。

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第4位:プロテインバー

これは、本当はおやつ・お菓子になってしまうのですが、一応、「プロテイン」や「カルシウム」を補給するという視点で許容範囲かな?ということで美味しくいただいています。コンビニで数本持ってきていただくだけで、とてもありがたいです。ドリンクも

あるし、種類も色々あるので楽しめます。

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地域包括ケア病棟はポジティブな人たちばかり?

地域包括ケア病棟へ入院して10日が経って移動することになりました。

日当たり良好な病室です。

そして、病棟のみなさん、看護師さんのご様子は・・・。

 

・前向き

・元気で明るい

・柔らかな空気感

 

というのが、私の印象です。

退院して日常生活に戻ることを目標として過ごしているからか

皆、各々退院できるよう、さまざまな訓練をしています。

 

AM:朝食の後、皆、廊下で歩行の訓練、リハビリスタッフとのリハビリの時間

10時半には、外からお歌が聞こえてきます。

デイサービスなどを利用する方も多いとのことで、歌やイベントが毎日行われています。歌は 「故郷」とか、「りんご追分」など。

 

私が参加するなら、R&Bとか、海外シンガーも入れて欲しいな・・・と思ったり。

 

PM:リハビリほか・・・

実は、私はPCを前にじっとしていることも多いので、一番 この中では

不健康な暮らしかもしれません。

救急搬送からの…急性期は即決意思決定が必要であたふたした

初の救急搬送

とある事故に遭いまして、入院しています。

不幸中の幸にも脳や神経には大きな影響はなく、

骨折の治療(右足踵、くるぶし、及び右肩鎖骨)3箇所、当然ながらの打撲もろもろ。

冷静に色々とやっていたつもりではありましたが、

何よりも、抱えていた仕事や周りの方への「やらなければならないこと」に対して走馬灯のようによぎりました。

当然ながら師走へ向けての多忙期でしたので・・・。

 

何かと事務的な・・・

色々な人と言葉を交わしたわけですが、もう、正直なところ、事務的にあれしてこれして、などの事務書類の用事を怪我人に言われると、結構しんどいです。

これ、高齢になった時、1人で対応できるのだろうか?

と思うこと多々。

(あ、まだできてないことあるな・・・)

 

手術の同意 「かかりつけ問題?」

手術の同意については正直言ってちょっと困りました。

首都圏の悩みだと思います。

「別のかかりつけとかあるならそちらで手術を受けてもいいですよ」

というお話でした。

病院にお世話になっていない時分なので、オペのセカンドオピニオンなど

取れるはずもなく・・・。その気力もなく、今の状態を考慮すると

何がベストかって、先生を信じてお任せすることくらいしかなく。

別の病院を探したところでいい結果も考えられないし、むしろすぐに外科処置が取れる方が良いと判断し、その日のうちにオペを行いました。

 

・看護師の方のICサポートって結構大切かも

(そういう仕組みはあるのかないのか責任範囲もあるだろうし)

・数値評価などがあればいいようにも思う

 →気づかなかったが、病院ホームページを見たらよかったのかもしれない

 →医学的判断とかよりも「覚悟」のための安心材料が欲しかったかもしれない

 

オペ終了後に病院のホームページを自ら開けて、先生のご略歴や実績などを

見たわけですが、Quality Indicatorって今どの程度浸透してるのでしょうか。

聖路加国際病院の取り組みです。

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ともかく、事故にあった私はそうした客観的な情報についてはすっかり忘れてしまっており、サイトの開示情報などは、ちゃんと見るといいのかな、と思った次第。

 

それにしたって、まあ、説明されてリスク説明も聞いて、サインサイン・・・。

急性期の意思決定は、本音をいえば、スマホで収録させてもらっても良いのかもしれない。

まあ、ここに書いた事はリアルタイムでは全く思いつきませんでした(笑)。

 

結論から言えば、私は今、主観的には「良い主治医の先生」との関係の中、治療・回復へ向けて進んでおります。