医療・介護の鍵diary

健育社代表がガツガツほのぼの医療介護を語るページ

人生会議で話し合った後に一番辛い人は「代理人」

「人生会議」

にて、人生の最終段階の医療やケアについてお話をしよう

という推奨が日本でも始まろうとしています。

 

将来の医療に対する価値観、目標、ありたい姿を話し、周りの人医療者、ケアする人たちなどチームで情報を共有することで個人と患者を支援するプロセスです。

 

そして、その望みに沿って治療やケアが行われますが、

その「命の終わり」が近いときにその望みを受け止め、医療やケアを確実にすることは、代理人の人が一番辛いのです。

 

何故なら責任が重い。

 

委ねられた親族や友人にとっては、医療の知識も難しかったり、その回答が命に関わるとあればそれに対する返答はとても重たいものですよね。

 

気軽に「何かあったらよろしくね」と言われたけれど

 

先日、セミナーに参加された方で、お一人様同士の「友人」に上記のようなことを言われた方がお見えになりました。

セミナーを受講されて

ご自身がどんなことを医療従事者と確認したりケアについても話しあいに応じなければならないのか、

ということを目の当たりにしました。

 

そして、

「うーん。これは軽はずみに受けることは厳しいですね」

とおっしゃいました。

 

親しきものであるほどにその話あいをどうしていくか、ということが大切ですよね。

あるいは、成年後見を行なっているNPOなどに相談し、契約を行うことなどが

良い方法かと思います。

例えば、私が尊敬する方がメンバーであり、千葉を中心に活動するNPO法人

成年後見 なのはな

kouken-nanohana.or.jp

など。

 

住み慣れた町で暮らし続ける

ために、できる方法を探していくこと

は、結構大切だなと思います。