日本はものづくりが得意だ。
と言いますが、その通りだと思います。
最近、医療周辺ではありますが、医療用医薬品や情報提供フィールドとは異なる新規開拓案件、「製品」や「アプリ」の販売先に関する相談を伺う機会が出てきています。
そんな中で、今まで医療用医薬品のフィールドで当たり前と感じていたことが、凄いことなのだと気づかされました。
開発前の市場分析・市場予測・販売戦略
が、医療用医薬品産業では「緻密」ということです。
「比較対象が違うだろう」
と思うかもしれませんが、私個人の感覚での発言なのでご勘弁ください。
製品の開発や導入に当たっては、市場性を分析し、開発コストとのバランスを世界で見渡した上で臨床試験に進むわけですが、開発期間とコストが莫大ゆえに分析への投資が必要だったことは明白です。
医薬品がいよいよ発売になる時に纒う「ビジュアル」や「プロダクトカラー」、「ロゴ」も調査は当然。
今相談を受けるのは
「こんなことができる」
「できているもの」を
「どこかで売れないか」という話。
類似品も多々ある中で、作ってはみたものの、一体だれがどんなふうに役立て、その結果何のメリットがあるのか
ということを考える前に、「もの」が出来上がっています。
凄いです。
環境変わればやり方異なる。
2週に一度、工学系のパイオニアの方達のお話を伺って感じたことですが、
工学系の機械を作り上げる時に、ローカルな最適化がほぼ完全なくらい
見事なのに、実証・検証した時、その先にもたらされるもの は
ものづくりの時にはあまり考えない
(というより思考に入らない)
ようです。
製薬企業の開発導入、マーケティング、市場調査プロセスはハイレベルな仕組みなんだと感じて、それをよりコスト安でできないかなと思い模索しています。
桂浜。心洗われる時間でした(2年前なり)