ここ最近、組織のリーダーの方に出会っております。
その先生たちの共通点
●視野が広い
●小さなことにこだわらない
●ポジティブである
●抑える場所をしっかり抑えている
(脇が甘くない)
なんてことを感じる。
そして、一部は、世を憂いている。
どんどん世界に発信できる日本のリーダーの方たちに
追いついていけるように意識高い系でいたいところです。
こちら、Univ of Calfornia Barkley校のノーベル賞受賞者専用の駐車場
実は…このブログ原稿はずっと「お蔵入り」していました。
3月のオンライン診療の内容が固まってきたときでした。せっかくなので修正しましたが、ほぼ新規に書き直しているくらいの状態に(笑)。
オンライン診療を期待していた業界側の一部にとっては、がっかりする診療報酬改定内容でした。
そこから、3か月になろうとしており…実はじわじわと別の場での必要性などが
議論されてきたりと、今年は診療報酬をきっかけに、重いトビラが少し開いてきた感じです。
(…が、体力が要ります)
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率直な感想…
オンライン診療アプリを展開なさっている株)インテグリティ・ヘルスケア 主催の
オンライン診療の「実際」と「これから」を語りつくす特別セミナー
に、3月に参加させていただきました。
主催者 が販売されているオンライン診療アプリ 「YaDOC」はこちら。
ビジネスフィールドではZoomの使い勝手の良さ(映像ほか、録音録画、データを画面化)で浸透してきていますし、あっという間にその他様々なサービスは拡大しています。
その時、「別にZoomの機能をもらえばいいのに…」と思ったりしたのが私の率直な感想です。UI,UXなどはそれはその道のプロに任せた方がいいのではという考え。
(すみません)
問題はガイドライン準拠
診療報酬・電カルとの関連性
という、特別な問題の箇所だったのではないかと思います。
●導入に向けての課題
1)「やること」「用意すること」の克服
⇒こちら、医療機関のように、日々の診療と並行しながら導入するにはそれなりの時間と体力(事業体としての)が必要です。当たり前ですが、ゆっくり時間を割くにはそれなりの覚悟が必要です。
2)「慣れ」の問題
⇒医療機関での診療の流れを誰がどう変えていくのか
紙での書類のやりとり、FAXでのやりとり、この文化を変えるには
使う側の意識変革が非常に重要です。道具の入れ替えの意識を高めたいですね。
そのためには、「アーリーアダプター」となる
20代、30代の意見を吸い上げ、改善を継続できる医療機関が先んじると思います。
(どれほどあるのでしょう…)
3)「患者さん側の操作性、通信問題」
実はここが一番の問題かもしれません。
受診者の多くは高齢者でありデジタルネイティブではありません。
でも、医療従事者ほか関連者が操作できれば良いという環境ならば、すぐ作れるのではないでしょうか。
そして…もっともっと上記の裏側の課題の大本営
社会保障制度の1つという視点があり、そこをどうしても越えられない。
⇒技術革新や変化に追いつけない
エビデンスはどうなんだ、うんぬん
⇒遅れる
営利企業であれば、生き残るために変革を続けなければなりません。
しかし、上記の事態があるために後手になってしまうという事態。
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<利点>
1.待ち時間
2.誰でもどこでも
3.アドヒアランス
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これを満たすための診療報酬導入については、
●ソフト面(運用)の課題
●事例ごとに対応・相談しながら解決策を見出せるような風土
こうした風通しよい組織を創り出すことにチャレンジしている医療機関様の声を少しでも吸い上げていきたいと思います。
医療資源が限られる中、効率よく進められるところは進める
柔軟性ある制度の仕組みがこの先の10年、20年の社会の変化に求められます。
変化に対応できる医療・介護の仕組みはデバイスだけではなく人にも求められますね。
変化に敏感で、活躍の力みなぎる30代の声が私は最大のヒントなのではないかと
思っています。
ずっと貯めてきたこと、かつ、悶々としていた事です。
ある男性との話です。
介護経験があるとのことで伺ってみると、
ー時間を切り盛りして
ー社会福祉サービスを沢山活用して
ー預けられる場所を探し、あちこち預けて、退院したらまた次を考えて
仕事に支障がないように過ごしてきた。
例えば、出社を1時間遅らせて…。など。
とのことでした。
また、
●介護休暇とか取得するなとどいう甘い気持ちでは企業は務まらない、
●そういう気概を持てなければ両立なんてできるものではない。
というお考えでした。
そこで、聞いてみました。
「では、あなたがそうなった時はあちこち預けられて、
あちこちに世話になって過ごすおつもりなのですか。」
と。
すると
「だから健康を一番に気を付けている」
と。
……。
健康に気を使っても、人は老いて、何かとできなくなっていき、
人の手を借りたり、助けていただいたりしながら生きていく…のに。
健康寿命「日常生活に支障なく生活できる状態」は72~74歳。その後は
皆、なんらかの手助けを得ながら暮らしています。
健康な生活送れる「健康寿命」は男性72・14歳、女性74・79歳 厚労省公表 男性トップは山梨、女性は愛知 - 産経ニュース
介護した経験があるのに、自分がそうなっていくことを考えない
ということってどういうことなんだろう。
考えないのかな。
考えられないのかな。
考えたくないのかな。
考えたところでどうにもならないとでも?
自分だったら…という事ってあまり考えるに至らないのかな。
「就労」についても思考停止している。
どれだけの人口比率で生産人口が減少するのか、数時間でも働ける社会を
作り上げる必要があるのに、根性だけでは乗り越えられないのに。
考えられないのか、変えられないのか。
久しぶりにむかむか、もやもやしました。
今、日本プライマリケア連合学会が三重で行われており…。お伊勢様の写真で。
子供の高校では Google For Education が導入されているようです。
Google Classroomを使っての課題提出なのだと思います。
Google ドキュメントで作成して提出すればいいんじゃないか?と思ったのですが。
Google の大きな大きな考え方であるクラウド上ですべて完結するような状況ではなかったですね。
ーMS Wordに変換し、かつ縦型の原稿用紙に書式変更し
ーGoogle Classroomでの提出の他…「印刷物」としてプリントアウトして提出する
この二つの提出ルートを求めておりました。
アナログとデジタル、結局のところ便利になったのやら面倒になったのやら。
やりかたも様々あるでしょうね。
こうした試行錯誤で次々と若い人たちはスイスイとデジタル世代として
泳いでいくのでしょう。
(それにしてもGoogleは賢い。若い世代に当たり前な存在としてGoogleの操作をロックインさせてしまうのはすごい戦略だと思う。それもどんどん使ってもらうことで進化も同時進行。)
彼らは、「クラウド」は別に私たちのように感覚的に「雲の上」ではなく
生活の中のリアルワールドに存在しているように思います。
なぜなら…既に彼らは夜だってラインでチャットして、仮想空間のゲームの中でいっしょに昼夜関係なく友達に出会いゲームを楽しんでいます。
仲間も「世界中」。
いっしょにゲームする仲間はネットワーク上の誰とでも過ごせるわけです。
この感覚の差は大きいです。はい。
思考の転換・変換は若ければ若いほどスピードが速く思いつくアイデアもきっと斬新なんだろうな…。
年を重ねた人の大きな視点と両方がうまく組み合わさることによって
進化が生まれるのではないかと思うのです。
同世代で繋がるというメリット以上に同世代ではない世代が加わることは
面白い。そんな事を感じてしまう私はやっぱりアラフィフですねー。
うっかりドーピングをなくしたい
「ドーピングをしない、させない」ための知識と行動を広めたい。
その思いを託したカードゲーム。
ドーピングガーディアン!
第2回体験会開催にあたり、当方もスタッフとして協力致しました。
【集合メンバーは?】
今回は全国の薬剤師14名が今回集まりました。また、小学校教諭、メディア系の方もご参加くださいました。
そして!急遽 薬剤師の活躍を叱咤激励してくださるフリーアナウンサー町亞聖さん。
快く会場をお貸しいただきました、調剤マシーンや電子カルテデータベースの販売で薬局を支える企業、(株)タカゾノ様の社員様もこのゲームに参加です。
【ドーピングをしない、させないために】
初めは「日本一のドーピング薬剤師」である 遠藤敦様のミニセミナー。
ドーピングの現状とスポーツファーマシストの役割として、
遠藤さんが数々受ける講演や薬学部教育の中でどのようなコンテンツでドーピングの現状、情報を提供しているのか、スポーツファーマシストとしてこれから何を行動に移し、社会へ発信していくのか、というテーマでお話されました。
ちょっと怖い話(筋肉増強剤の…●●●?)もあり、アスリートの置かれた状況が実は「依存症」や「強迫観念」の一種でもあることに気付かされます。
丁度、身体形成の二次性徴の時期にトップアスリート達の過酷な競争が始まるため、
心と体のの健康管理の究極な場でもあります。こんな記事も出ていますね。
10代女子アスリートの「軽量化戦略」はこんなに危ない !~五輪メダリストの指導者が語る弊害と対策(江川紹子) - 個人 - Yahoo!ニュース
【スポーツの感動はどこからくるのか】
あの感動は…「スポーツマンシップ」。
「フェア」に戦うという環境があってのこと。
心と身体ともにスポーツマンシップを保った上での参加あってのこと。
その中でも…知らず知らずに飲んだ風邪薬の中の成分でドーピングを犯してしまうなんてことがあるわけです。
それはあまりにも…悲しすぎます。
そうしたスポーツマンの1人として身体と薬、サプリと向き合えるゲーム
がこのドーピングガーディアンなのです。
【体験することこそ一番】
「ルールは体験で知ることが一番!」ということで島田さんの号令にてスタート!
参加者はアスリート。手札には
●得点を地道に重ねるトレーニング系
●トレーニングに掛け合わせて使うと強くなれるサプリメント系
●スポーツにつきものの病気・ケガ系
●病気・ケガを治すお薬系
があります。
これらを使って、手札4枚をベースに目の前に置かれたカードの合計点数で勝負が決まります。
そして、アスリートの目前に隠されている5枚のカード。
いわゆる「禁止成分」の入った薬やサプリメントの形(カプセルや粉薬、塗り薬など)です。
「ドーピングガーディアン」
のカードによって5枚のうち2枚だけ、禁止成分を確認できます。
全てを知らない中で、怪我のために薬を使用したり、体を強めながら、点数をいかに上げて1位を目指すか、というゲーム。
最後に合計点数を発表し、そのあとに禁止成分が公表されます。
つまり、その5枚に含まれている何かを使ってしまっていたら、トップでも失格となります。
微妙な駆け引き、知らないながらも使ってしまう「使っちゃえ!」という感覚
などなど、楽しく体験できました。
【日頃はどのように患者さんにお話しするのですか?】
薬局での薬受け渡しの場面で、その人が大きな大会に出るようなスポーツアスリートかどうかをどう知るのだろうか。
私は常に疑問に思っていました。
近隣にスポーツが盛んな高校があるという調剤薬局の先生。
年齢や体格など、そして処方も気にしながら、
「何かスポーツやっていて、大会とかに出ますか?」
と聞くそうです。
実はこの会話は至難の技。自己申告が一番ありがたいはず。
啓蒙や意識がない限り、自己申告はなされません。
自己管理、そして水際で抑える、質問や相談に応じる薬剤師さんの役割とその関係性がとても大切ですね。
スポーツファーマシスとは全国に約8000人いますので、調剤薬局、ドラッグストアで質問すると、調べて連絡したり詳しい人を紹介してくださったりします。
近くにそんな人がどこにいるのか、ぜひ調べてみてください。
次は北海道は美瑛にて、体験会が開催されます。