どうか私を助けて…という人に対して
極めて冷静に診断名を伝え、奈落の底に落とす 治療法のない病名告知。
診断名を伝えるということがどれほどその人にとって重要なのか。
確かに相手の患者さんにとってはたった一度の激震。
先生にとっては、何名も専門として診断・治療していて当たり前、日常茶飯事な事。
この差を埋められるかどうか、
たとえ埋まらないとしても、その一言一言が患者さんの人生を
大きく揺さぶり、衝撃となり、未来をも変えてしまう
ということを理解して診断へ向かって欲しいです…。
「どうか私を助けて」
→お任せください。助けましょう!
という役割の方たちと、
→どうぞ安心して。私がいるから!
受け入れたくない気持ちは本当にはかりしれない。
でも、未来が少しでも良くなるように最新の医療を提供できるよう頑張る。
そして側で一つ一つお話を聞きますよ。安心して。
という2つの役割があると思う。
医療を学ぶものは前者ばかりを学んできた。
しかし今、目の前に多くいる患者さんは後者ばかりだ。
ニーズは後者にある。それに気づいて欲しい…。
言葉 は、 刃物以上に人をキズ付けることがある、ということを。
(という私も気を付けよう)