一般病棟では、色々と考えさせられることが多々ありました。
「人生会議」
で話題になるテーマがカーテンの向こう側で
聞こえてくる場所でした。
ベッドサイドではお手伝いなどできないし、聞いてあげられるわけでもないし、
ご家族も、従事者さんも、そして誰よりもご本人の声、本音が聞こえてこない。
帰りたい、帰りたくない の声をそのまま受け止めればいいのか
食べられない、いらない、
本音なのか、ただのわがままなのか、生きることを
終えるために静かに過ごす時間になっているのか
どこが到達点なのだろうか。
わからない。
話しておくことは大事だけれど、状況によっては色々と変わっていくことでもある。
それをすんなり決めることも難しいだろう。
自分の体が思う様にならない時に、
意見をキッパリと言える体力も気力もないだろうな。
ベッドサイドで、元気でサクサクと語られてしまったら、
ありがたいのか、どうでもいい感じになってしまうのか。
流れる空気やスピードが違う。
そんなことを感じた一般病棟でした。