医療・介護の鍵diary

健育社代表がガツガツほのぼの医療介護を語るページ

入院生活:一般病棟

 一般病棟では、色々と考えさせられることが多々ありました。

「人生会議」

で話題になるテーマがカーテンの向こう側で

聞こえてくる場所でした。

 

ベッドサイドではお手伝いなどできないし、聞いてあげられるわけでもないし、

ご家族も、従事者さんも、そして誰よりもご本人の声、本音が聞こえてこない。

 

帰りたい、帰りたくない の声をそのまま受け止めればいいのか

食べられない、いらない、

 

本音なのか、ただのわがままなのか、生きることを

終えるために静かに過ごす時間になっているのか

 

どこが到達点なのだろうか。

 

わからない。

話しておくことは大事だけれど、状況によっては色々と変わっていくことでもある。

それをすんなり決めることも難しいだろう。

 

自分の体が思う様にならない時に、

意見をキッパリと言える体力も気力もないだろうな。

ベッドサイドで、元気でサクサクと語られてしまったら、

ありがたいのか、どうでもいい感じになってしまうのか。

 

流れる空気やスピードが違う。

 

そんなことを感じた一般病棟でした。