緊急事態宣言になるギリギリの日にママ友と久しぶりに会い、
同じ時期の息子をもつ母目線で長崎の原爆を感じる90分を経験しました。
それは、「母と暮らせば」(こまつ座)です。
原爆で失った息子の死から3年。生きる力をなくしていたお母さんの元に、
息子が姿を。「僕だよ」という一声から。
生きていた時と同じような親子の優しい会話で、生まれ、育ち、今に至るまで笑と涙の行き来の90分。
心が揺さぶられます。
富田靖子さんと松下洸平さんの2人だけのセリフと表現で進んでいきます。
舞台の変化も、音楽もほとんどなく、ただただ2人の舞台表現で。
希望を失った母の思い、原爆の想像できない熱線の熱さの表現
生前の思い出の振りかえり、恋バナを互いに語る穏やかさ
2人の暮らしが観客の皆の脳裏にどんどん積み重なります。
お二人の演技力とともに、とても身近に感じる「いのち」の尊さを
感じる、そして、命の循環を感じる時間でした。
オンライン配信が 8月6日ー8月9日
広島、長崎の原爆の期間に行われるようなので、是非ご覧になってほしいと思います。
2021年7月19日(月)〜 9月2日(木)には、なんと、九州地区であちこちで公開されるようです。
九州演劇鑑賞団体連絡会議[会員制公演]
2021年9月7日(火)〜 9日(木)には横浜。
横浜演劇鑑賞協会・相模原演劇鑑賞会[会員制公演]
本当は劇場で見てほしいな・・・。