医療・介護の鍵diary

健育社代表がガツガツほのぼの医療介護を語るページ

オンライン診療から突如としてオンライン服薬指導が?

2018年4月の診療報酬改定より条件を満たす範囲でオンライン診療が

可能となりました。

 

 

CURON  curon(クロン)

YaDOC オンライン診療システム YaDoc

Pocket Doctor スマホで診療・健康相談 ポケットドクター(ポケドク)

MEDLEY CLINICS | 株式会社メドレー

 など、様々なオンライン診療向けのアプリがあります。

当方はYaDOCについては説明を伺い、アプリを拝見させていただきました。

 

現在、さほど大きな件数が使用されているとは思われない状態ですが、この先オンライン診療が増えてくるはずです。

当方は、オンラインの営業活動を行う製薬企業様への研修を担当していたこともあり、

しかし、気になっていた問題がありました。

keniku.jp

 

●オンラインで「診療」する難しさ

こちらは、聴診器も当てられない、バイタルチェックは機械でやりますが、触覚が使えない、視覚も十分に使えない。

という問題がありました。

 

バイスのカメラの大きさ、色の判断(顔色は光の加減で変わること)、など様々な条件のもとで診断、診療には負担がかかりそうでした。

それもスマホという小さい画面から受け取れる情報は非常に小さく、制限されるだろうな、と思ったのです。

 

それに対して、急浮上してきた「オンラインの服薬指導」。

 

こちらのほうが圧倒的にハードルが少ないのです。

 

こちらは、薬さえ手もとにあれば視覚的な情報で説明が可能です。

また服用方法が難しい薬剤については、方法をしっかり演じたり、場合によっては企業提供の動画などの活用ができます。

そもそも、今までの多くは「医薬品情報提供シート」で済まされていることさえあったわけですから、手厚い指導になりますし、時間をかけて説明も可能。

 

突然湧いてきたこのお話ですが、診療報酬かどうかを全く考えない場合

十分に消費者ニーズは既にあったのですよね。

 

ドン・キホーテが薬剤師不在時の医薬品販売についてテレビ電話(久しぶりに使った)を用いて対面販売を代用しようとしましたね。

かれこれもうどうやら2003年だったようです(プレスリリース)…。

http://www.donki.com/ir/pdf/030731.pdf 

 

医薬品の分類によっては可能なことと思いましたが

この時は対面を死守して今に至っています。

 

そして今、急浮上してきました。

インフラが十分整えばできること

商品の認証は様々な手段で可能なこと

かかりつけ薬剤師の24時間365日対応もほぼ実現

(逆に労働法としては↑は改善の余地ありかと思う。むしろ同時に改訂を)

患者さんと「目」を合わせて対話できる

(実はデバイスがあったほうが満足度・好感度・説明理解が高くなる可能性大)

働き方に大きな自由度が出てくる。

実は薬局は営利企業故に、様々な展開が可能な事も(逆に淘汰される可能性も)

 

などなど、「診療」に比べると大幅にハードルが低いですし

メリットも高い。

 

そして、実はこれによりあらゆる変化やサービスが生まれる可能性もあり、

大変革が起こるような気がします。

 

それは、いい意味で です。

 

もし、ご興味があり、自分自身を少し準備しておこう

と思う方は是非お問い合わせください。

 

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海に行きたいですねー。