医療・介護の鍵diary

健育社代表がガツガツほのぼの医療介護を語るページ

TOBIRAカードを作った自分を振り返る ①

TOBIRAカードを最初作った目的について、自分を振り返る機会をいただきました。

当時から医療・介護の意志決定支援、アドバンスケアプランニングACPの啓蒙を掲げ、

終活のフィールドから関心ある「一般の方」向けに行ってきました。

 

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突然、命にかかわる病気を目の前にして、ショックを隠せない。

藁をもつかみたい、医療の方たちに「何とか助けて欲しい」

という気持ち。

 

「大丈夫だよ」と本当は言って欲しい。

 

という心細い中…。

なのに。

 

残酷にも

医療で「人生の最終段階」の意思を求められる 

 

 

この流れはいよいよ加速度的になってきた。

なぜなら「診療報酬」に絡んできたから。

 そうなるだろうと思っていたがあまりにも突然だったし、

医療従事者さん達、特に急性期病院の「命を救う側」が

我も我もと学び始めた。

 

世の中お金だね。

 

と思う瞬間だった。非常に残念でもある。

 

でも、1つ考えて欲しい。

必要であることは私自身理解しているし、だからこそ、経営上赤字分野であるけれど取り組んでいる。

 

ただ・・・それは患者志向ですか? 

 

急性期医療で、決まった入院期間から退院するときにそのタイミングで行う事って

どうなの?

ようやく回復して、退院して行くとき、がんばればなんとかなる

と思いたいときに。

どうなの?

逆にそれを言われたら。

どうなの?

 

医療側からでは、三行半になってしまう。

 

 

だから、どうするかもっと前から、元気な時に少しでも関心を持って考えてみて。

医療は今どんな状態かを知ってみて。自分のこととして少し考えてみて。

 

という事をお伝えしていくと、

 

いかに、息を引き取るまで「生きる」のか、を見つめてみましょう。

やりきる、いききる

 

ということになります。

 

結果的にはその人がその人らしく生き続けられるかに依存するのです。

 

すると、「その人らしさ」は、何?

 

医療・介護の専門家に聞いたって出てくるはずはない。

 

その人じゃないから(笑)。

 

でも、命を終わろうとするとき、接点が極大化するのは医療・介護の人たちばかり。

つまり、自分のことをどう伝えるかによるのです。

 

…がしかし。

自分の事を伝えられているか、もう、話すのもどうも面倒だし、知っててよー、

なんて思ってしまう高齢者の方は多かったように思います。

でもね。

 

無理。

 

ほんと、無理。

驚くばかり時空の出来事を捉える場所が違うのです。人・年齢・経験・環境によって。

 

 

 

ー医療や介護は「本人が軸になり」「周りの人たちとともに」暮らす生活を

専門的に「生活の中で」サポートする

 

ということになります。

その時に知っていると良い事が このカードの

「なげかけ」

に詰まっているのです。

 

すると、この投げかけにより起こる様々な副次的な効果が沢山でてきました。

(次は副次的効果…)

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