医療・介護の鍵diary

健育社代表がガツガツほのぼの医療介護を語るページ

オンライン診療ガイドラインの最初のハードル「オンライン環境」

オンライン診療の適切な実施に関する指針

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000197016.pdf

が出されました。

4月からの実施ですが、今はまだ(案)です。

 

当方、株)健育社では、オンラインMR、すなわち、オンラインを通して、製薬企業様が医療用医薬品の情報提供をなさる場合の担当MRの「ソフト」のスキルを研修をしております。

詳しくは

Webコミュニケーション研修 - 株式会社健育社

に記載しております(お問い合わせが必要な情報公開レベル)。

詳細は外部にはご紹介しておりません。

 

この経験の中で得た「オンライン診療」について、最大の難関は

●受け手(患者さん)の環境設定

が挙げられます。

と言いますのも、オンラインMRの情報提供活動でも同じようなハードルを乗り越えています。環境設定確認 のプロセスがあり、初めてそこから、情報提供が始まります。

 

どんなに良いコンテンツやソフトがあったところで、

「オンライン接続ができ、通信速度に問題ない環境下」

「映像、音声が適正に届く状態」

であることが一番重要なのです。

 

当たり前、と思うでしょうけれど、ここが「不快」な状況では

なんらこのシステムが成り立ちません。

 

本診療の利用にあたっては、多くの場合

既にアプリ・携帯端末慣れしている方が、ある一定の疾患の経過観察

する場合などに絞られると思います。

本質的に患者さんが必要と思っている「繋がり」の部分にまで到達するには

まだ時間がかかりますし「育てていく」

ことになることになるでしょう。

 

今回の改定で一歩でも踏み出した各省庁の方や有識者の方、

あえて、ゆらぎながら対応を進めていくことを決断なさったことと思います。

怪しいサービスが実際あるので…。

しっかりとしたステップで早く導入して、消費者が診療しやすい

方向でこれらの道具を使えるようにしてければいいと思います。

 

(でも課題多いぞ(;'∀'))