わたくし、実は左利きです。サウスポー。
左利き は 左利き なりの思いがございます。
実は社会は不便なのです。
世の中は「右利き用」にできているからです。
サウスポーの中でも、何等か意識・感覚を変えながら適合していけるものと
そうでないものがあるのですよね。左利きのヒトなりに工夫してそれぞれ対応するために右を使ってるチャレンジをしたり、しなかったりと使い分けています。
私の場合、左手に意識が固定されてしまい 不便と常に思っているもの。
●自転車のスタンド固定
→これ、多くは向かって左側にあります。自転車には左側から乗り降りするヒトが多いはず。私は右側から乗り降りします。つまり…右側に降りて、スタンドを立て、くるっと回り込んで反対側の固定を行います。
この動作1つ変えてみること…。無意識にはまだできません。意識的に必要な場所で
あ、左に降りるんだ、という意識を持って降りています。
●駅のPASMO,SUICAうんぬんの 「ぴっつ!」カードをかざす場所。
これも何故だか私は左手で定期を持ち、「手裏剣(しゅりけん)」
を投げるようにシュッツ! とします。
●はさみ
はさみは一般的に刃の向きが普通は右用。
右用のはさみを左手でもうまく切れるようになりました((笑))。
よくできるね、と言われます。
布の裁ちばさみも同様。反対の手で切るのは至難の技だそうですが、ちょっと向きとコツをつかむとできます。むしろ、左利き用のはさみに変えたら切りにくい。
なんでしょうか、この不思議な加減。
●包丁
包丁も右利きの人のための設定なのですよね。
私は左で切るので、キュウリの輪切りは自分の刀側にパタパタ倒れてまいります。
右利きの方は、きれいに刃を邪魔しない様に、逆へ倒れてくれるらしいじゃないですか!
と色々あり、右に変えた、変えない議論は面白いです。
私はお箸とペン筆は右に強制修正されまして、こんな性格になったのですかね…。
「なんで左じゃだめなの」
ですよねー。
最近、テレビのCMで左利きの方が左手で文字を書くシーンを採用していました。
左利きは良いと思われていなかったという背景の1つは
左手=汚いものを扱うための手
ということがありました。
トイレ事情の悪い衛生環境の国では、右手で食事、左手は排泄に使うものとされていました。
何よりも衛生上重要な使い分けだったのでしょうね。
衛生環境が良くなってからその考え方はどうなのだろうか。
不要ではないか、ということが少しずつ出てきているのでしょう。
ネットでも様々な言われ方をしていますね。
特に食品のCMでは厳しいご意見もちらほら。
私の気持ちとしては、
衛生環境が最良な日本のような地域においては左手の意識はそろそろ変わっても
いいのではないか?と思っています。
左利きが 異質なもの ではない、市民権を得たような気持ちになりました。障碍(しょうがい)、ハンディキャップ なども、時間がかかるのかもしれませんが普通、当たり前、というようになって欲しいです。
私実は…なんてことが楽しく話せるきっかけに